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- 日本橋医師会とは
日本橋医師会は2022年に創立70周年を迎えました。中央区医師会と円満分離してからの年数ですので実際には少なくとも78年以上前から日本橋医師会は存在していたことになります。当時の会員の先生方が費用を出し合い、現日本橋医師会人形町ビルの土地を購入し、日本橋医師会の原型を作ったと聞いております。
現在、その場所には人形町おとしより相談センターと東京中央地域産業保健センター(通称地産保 ちさんぽ)が開設されています。おとしより相談センターは小伝馬町と2か所でおとしよりとその生活を支えるご家族の方のお力になれるよう相談を受け、いろいろなご提案やご支援ができるよう活動しています。地産保は日本橋地域に多い産業医、労働衛生コンサルタントの資格を持つ会員が、専属産業医を持たない従業員50人以下の企業の相談にあたっております。
中央区には住所に日本橋が付くエリアと八重洲1丁目を受け持つ日本橋医師会と、そのほかの中央区エリアを担当する中央区医師会の二つの医師会があり、お互い連携を取りながら、区民健診、特定健診、がん検診、ワクチン接種事業、休日診療所の運営などを行っています。
日本橋医師会ではおとしより相談センターと訪問看護ステーションの管理、運営をしております。東京都内の訪問看護センターは1400か所以上ありますが、医師会立の訪問看護ステーションは17か所しかありません。その信頼度の高さより地域の先生と日本橋の在宅医療の中心となって活動しております。
そのほかには地域の町内会、警察署、消防署と連携し、防災訓練、災害時のトリアージ訓練などもおこなっております。
また、日本橋薬剤師会、お江戸日本橋歯科医師会、中央区役所、保健所との連携、聖路加国際病院や国立がん研究センター中央病院、千代田区、文京区などの大学病院、基幹病院と合同の勉強会なども実施しています。
日本橋地区には現在124か所の会員が設立した医療機関が存在しています。互いの緊密な連携により、地域での専門性の高い診療や地域基幹病院などとも連携を深め、適切な医療を提供できるように日々努めております。
今後はホームページや区の広報誌なども活用し、そのような活動を会員や区民に向けて発信する予定です。
皆さんの生活が安全、安心で豊かなものになるよう、日本橋医師会は活動して参ります。
2023年7月 日本橋医師会会長 竹内聡美